【買い?】iPhone SE3 考察【SE2ユーザーからの警鐘】

iPhone SE2の投げ売りが止まらない。

各家電量販店や楽天モバイルでのバラマキが2月に入ってから恐ろしいペースで進められている。そう、次の世代が出るからだ。新型が出る前の在庫一掃セールが回線抱き合わせ1円バラマキの正体だ。

SE3のリークも徐々にで始めているので元SE2ユーザーだった私が新型iPhone SEの考察をしたい。

SE版の位置付け

iPhoneの中でもSEは廉価版の位置づけ。2015年の初号機から5年後の2020年、当時の最先端A13 Bionicチップを積んで価格なんと5万で発売されたのがiPhone SE2である。筐体はiPhone8、最後のTouch ID搭載端末をそのまま横引きし、CPUチップだけ当時の最先端のものを載せる。根強い小型スマホ信者をターゲットにしている廉価版iPhoneである。

SE3は買い?

SE3の発売に向けてまさに今SE2の在庫をばら撒いているわけだけど、SE3もご多分に漏れずSE2の設計方針からは大きく変わらない見込みのよう。現時点のリークを基にした考察は下記を参照してほしい。

個人的には買うに値しない一台。

iPhone SE3考察(良い点)

おそらくTouch ID搭載、iPhone8の筐体をSE2と同様横引きしてSE3も設計されるよう。iPhone8の筐体で設計されるって観点も踏まえたSE版の良い点は下記。

  • 発売当時最新のSoCが搭載される

これは先代SE2の時からそうなんだけど、SE2の場合当時の最新iPhone11シリーズに搭載されたA13 Bionicを載せてきたことが話題になった。もちろん金額は11と比較しても破格の5万円台(当時)。Apple製のチップの性能はもはや論ずる必要性もないくらい高性能なので、当時のハイエンドモデルと同じSoCを搭載したSE版はお得感がすごい。

ちなみSE2はAntutuベンチマークでミドルエンド~ハイエンドの中間くらいとされる45万点程度を叩き出してくる。価格比での性能値がすごい。コスパ爆発していた。

  • 本体重量150g程度で軽い

小さくて軽い。それ以上でもそれ以下でもないんだけど、200g超えする大型スマートフォンが市場を席巻する中、このサイズ感はコンパクトで一定の需要がある。

  • 小型なため片手操作がしやすい

大型スマートフォンでは両手操作が必須な手が小さな人でも片手操作が可能なほどコンパクト。また持ち運びもポケットに入れてもズッシリ重みを感じることのないちょうどよいサイズ感。

iPhone SE3考察(微妙な点)

  • 呪われたLightning端子

これは訳がわからない。一刻も早く絶滅して、USB-Cに統合してほしい。AndroidとiPhone2台持ちするとLightningケーブルとUSB-Cケーブルを2本持ち運ばなければならない。しかもタチが悪いのが、Apple製品もiPadやMacbookなどUSB-C端子を採用しているプロダクトもあるのにLightningのライセンス料がよほど儲かるのか自分の利益のために未だにiPhoneに時代錯誤なLightning端子を搭載してくるApple社の方針に嫌気が差す。

  • バッテリー容量

圧倒的な致命的マイナス要素。iPhone SE2と仮に同じ筐体だとするとバッテリー容量は約1800mAh(カタログスペック)。ここに最新A15チップを載せたり、5G対応させると考えると正直全くバッテリー持ちは期待できない。性能だけ、バッテリー持ちだけ、というのは全く意味がなくて、ある程度の性能をある程度のバッテリー持ちで実現するところに意味がある。SoCだけ最新にしても、バッテリー持ちが悪ければ意味がない。SE版の一番ダメなところ。

  • 画面上下のベゼル×4.7インチディスプレイの情報量の少なさ

画面占有率がベゼルがあることによって狭くなる。ベゼルレスが圧倒的なスタンダードとなっている今時代遅れ感が否めない。筐体自体が2017年モデルを使っている以上仕方ないのかもしれないけど、やっぱ邪魔。小型ディスプレイについての賛否はユーザーに依るところが大きいんだけど、個人的にはなし。

というか4.7インチでも良いからノッチレス、ベゼルレスにしてほしい。そのくらいできるはず。

  • 数年後の投げ売りに怯える

結局は廉価版でしかないSEは、数年後圧倒的な安値で投げ売りされる未来が絶対にやってくる。Apple製品はそのブランド力からリセールバリューが落ちにくいというのもあって、中古市場でも人気なんだけど、この頃の楽天モバイルや各キャリアのキャンペーンのように1円でバンバンたたき売りされるとリセールバリューが暴落する。それではApple製品を買う意味が全くなくなる。

iPhone SEはユーザーを選ばない、総じて駄目

おそらく新型iPhone SEはiPhone13シリーズに搭載されているA15 Bionicを載せてくるだろうし、噂によると5G対応なんて話もあるみたい。インフルエンサーの中には、「ライトユーザー向け」なんて形で紹介する人が多いだろうけど、バッテリー持ちはライトユーザーでも致命的な問題。

ベンチマークのスコアがどれだけ良くても、どれだけ価格面で優位性があってもバッテリー持ち、ベセル、数年後の投げ売り状態を見ると個人的には全く食指が動かない。

結局はただあり物を組み合わせただけなのに「新型が出た!」と世間の話題と市場のシェアを掻っ攫っていくApple社の圧倒的なマーケティング力、市場分析力の前にひれ伏すしかないのかもしれない。グダグダ書いたけど、結局は買う前に少しだけ立ち止まって考えてほしい。

間違いなく言えるのはSE2が1円ならむしろそっちを買うのが正解ってこと。参考になれば嬉しい。

 

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この記事を書いた人

Y世代ど真ん中の30代。ガジェットと子供(娘・息子)の成長が人生の糧。ガジェットと子育て・育児ネタを中心に発信します。息子誕生に合わせて2ヶ月の育児休暇取得中。

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