Pixel6無印版を購入した。Pro版のレビュー記事に比べて比較的少ないと思われてる無印版のレビューを行う。ちなみに購入から1週間メイン機として使用。乗換元はiPhone SE(2gen)である。
基本情報
基本スペックは下記。
Pixel6 | Pixel6 Pro | |
CPU | Google Tensor | Google Tensor |
ディスプレイ | 6.4(2340 x 1080) | 6.7(3210 x 1440) |
リフレッシュレート | 90Hz(固定) | 120Hz(可変) |
カメラ | 広角/超広角 | 広角/超広角/望遠 |
メモリ | 8 | 12 |
バッテリー | 4614mAh | 5003mAh |
重量 | 207g | 210g |
容量 | 128/256 | 128/256 |
価格 | 74,800(128) 85,800(256) |
116,600(128) 127,600(256) |
基本的に画面サイズ、リフレッシュレート、望遠カメラ以外はほぼ同じと考えてしまって差し支えない。望遠ありきの人はPro版、望遠がなくても構わない人であれば無印版となるだろうか。どちらにしても大きな差はない。
背面のカメラデザインは賛否分かれるところかと思う。
ベンチマーク
GeekBenchを実行してみた。可もなく不可もない。個人的にはスマートフォンの性能はベンチマークで100%測れるものではないと考えているので、この数値がどうかと述べることはしないが十分ハイエンドな性能。
ところでふとiPhoneシリーズのGeekBenchスコアはどんなものなのか気になり調べた見たところ、最新のiPhone 13 Proで驚異の1684。1000ちょっとでいうとiPhone Xシリーズとほぼ同じ。発売は2017年。4年ちょっと前。えっ?
カメラ性能
旧メイン機のiPhone SE(2020)と比較してみる。
日中(左:Pixel6、右:iPhone SE(2020))
Pixel6は奥の木々を鮮明に映し出せているし、葉の隙間から漏れる光をしっかり読み込み明暗がはっきりした写真としている。また全体的にiPhoneのほうが薄暗さを感じる。Pixel6は全体的にしっかり日中の明るさが表現されているように見え好印象。
夕暮れ(左:Pixel6 通常 中:Pixel6 夜景モード 右:iPhone SE(2020))
次は夕暮れ。正直夕暮時の夜景モードは若干AIが暴走気味で明るすぎる。一方iPhoneは少し暗すぎる。3枚の中なら通常モードで撮影したPixel6が優勢。肉眼に一番近い。あと、日中も夕焼けの写真もPixel6のほうが若干画角が広い。結論、夕暮れの撮影に夜景モードはいらない。
1週間使用してみて・・
メイン機として1週間使用してみて感じたPixel6無印版の良い点悪い点については下記。
(メリット)
・ハイエンドな処理能力
・90Hzリフレッシュレートと鮮明なディスプレイ
・何気なく撮った写真も比較的キレイに映るカメラ性能
・6.4インチディスプレイの程よい携帯性
(デメリット)
・好みの分かれる背面デザイン
・指紋認証の不安定さ
・ピュアAndroid故の微妙な操作性
特にピュアAndroid故のノンカスタマイズOSのため、特に他社が販売しているAndroidスマートフォンに搭載されているAndroidOSをベースにしたAndroidベースOSを使用していると、細かい操作面で不満が出てくると思う。ただ、こればっかりは結局慣れる。マイナス点ではあるが致命的ではないと思う。実機を家電量販店で直接触ってみるのが良い。
かなり尖った独自機能
Pixel6から独自OSであるTensorを搭載したPixelシリーズ。その尖った独自機能が注目されている。かんたんに紹介する。
・消しゴムマジック
AIが「これいらなくない?」というのを自動で認識して消してくれる機能。消したあとをよく見ると、若干時空が歪んだようになっており違和感はあるがよくできている。SNSに写真をよく上げる人などは重宝する機能かもしれない。
・レコーダー機能
文字起こし機能。超すごい。未来を感じる。純正のレコーダーアプリにしれっと目玉機能が組み込まれているところがおしゃれで憎い。さすがGoogle。
総評
Pixel6はいいデバイスだと思う。ハイエンドな処理能力、おサイフ、性能高いカメラ、価格面、どれをとってもおすすめできるうまくまとまった端末になっている。ただ、独自OSを搭載していることもあり、未知数な部分が多い。バグもいくつか解消されていないし、(わかってはいたが)アクセサリは少ないし、OSは各社カスタマイズしたものに比べいまいちである。
それを把握した上で、購入するのであれば強くおすすめしたい。今後のアップデートに期待しつつ、第一投目の投稿とする。
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