ZTE nubia Z60 Ultraを購入した。技適なしの中華スマートフォンのため、色々実験するため初の技適申請をしたのでメモ。
nubia Z60 Ultraを購入
技適のない電子機器は総務省のHPより申請が必要。しっかり申請しておく。
技適とは?何のため?
総務省のHPによると技適とは下記。ざっくりいうと国内使用に耐えうる基準に耐えている無線機(電子機器)ですよ~って国が証明してくれていることがマークのみでパッと分かる便利なもの。
技適マークは、電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するマークで、個々の無線機に付けられています。無線機の免許申請をする際に、技適マークが付いていれば、手続きが大幅に簡略化されます。
総務省HP
技適が問題になるのは、まさに総務省QAのこの部分。
全てで電波法違反になる恐れがあります/場合があります~といった微妙な書きぶり。実際に色々調べてみてみると、まず言えるのは技適のない無線機で国内において通信をすることは違法であるということ。
スマートフォンからの通信程度では大きな問題になることもなく、違法だが取り締まられない、といった宙ぶらりんな感じ。
技適申請手順
画面の手順に沿って申請してくだけ。一部記載に迷うところがあったので、後学のために記録。
メールアドレスで認証し、氏名住所連絡先を入力。パスワードを設定して、マイナンバーカードで本人認証。
入力が必要な項目は下記。
- 実験の目的
雛形を使用してもよし、自分で入力してもよし。今回は「nubia Z60 Ultraを用いたカメラ、各種Androidアプリの動作試験」と記入。正解はわからない。
- 無線設備の規格
どの周波数帯を使用するかをチェックボックスで指定(修正不可のため注意) - 識別番号(シリアルナンバー)/製造者/機器名称/設置場所・移動範囲(屋内or屋外)
- 運用開始年月日/緊急連絡先/認証マークの可否
認証マークについては、Z60UltraのマニュアルにCEマークの記載があったのでそちらを記載。
内容のチェックはしていない
申請フォームに下記のような記載がある。
総務省HP
- 本制度は届出制度です。届出の受理に当たって、形式上の審査(未記入箇所がないか等)を行いますが、申請制度ではありませんので、事前審査や許可・承認等はありません。ご自身の責任で、特例制度の対象範囲内で使用いただく限り、届出が到達したときから直ちに特例の効力が生じます。
(届出が受け付けられた場合であっても、実際の無線機器や運用条件が特例制度の要件を満たしていない場合は、特例制度の効力が生じません。)
あくまで申請は形式的なチェックのみで、内容が審査されるようなものでもないみたい。(そしておそらく形式は入力フォームでの入力制御によって概ねチェックされているはずなので、事実上人の目を介した確認はしていないものと思われる。)
有効期限は180日。名目上は、再申請さえすればしている限り実験機として合法的に中華スマートフォンも使用できることになる。正直この申請も形骸化している気もするけど、なんの届出もなく使える無法地帯になっているよりかはマシな気もする。法律の抜け穴というか、運用面での落とし所がこの辺りだったんだと思う。
とりあえずマイナンバーカードさえあれば簡単に申請でき、外野からやいやい言われることもなく海外製品が使えるので免罪符としては有能であると思った。簡単だし申請のハードルは相当低い。とりあえず申請しておくのが吉。
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