高コスパで有名な中華企業Xiaomiから新しいスマートバンドが発売された。
群雄割拠のスマートバンド業界で1万円以下の新型スマートバンドがどれほどの性能のなのか、そもそも買いなのか、2週間使用したレビューと共に紹介したい。
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1. 基本スペック
基本的なスペックは下記。(Xiaomi公式より抜粋)
特筆すべき点は、ディスプレイの大きさとこの価格帯にも関わらずAODに対応している点である。
サイズ | 46.5 mm × 20.7 mm × 12.25 mm |
重さ | 13.5g |
ディスプレイ | 1.62 インチ AMOLED タッチディスプレイ AOD対応 |
解像度 | 192 × 490 ピクセル、326 PPI |
明るさ | 500nit |
バッテリー | 180mAh(充電時間:2H以内) |
防水耐久 | 5 ATM |
主な機能 | ・110種類以上のスポーツモード ・心拍数モニタリング ・血中酸素濃度計測 ・睡眠トラッキング |
言語 | 英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語、 ロシア語、中国語(繁体字)/中国語(簡体字)など |
2. 外観
外箱と内容物。内容物は下記。
・スマートバンド本体
・専用充電ケーブル
・User Manual
正面。
横・重さ。
25g。つけているのを忘れてしまうほど軽い。
旧世代の6と比較するとディスプレイザイズが25%大きくなっているにも関わらず、重さは+0.7gにとどまっている。増加分は1円玉一枚にも満たない。
※防水耐久5 ATM:水深50mに相当する圧力に対応
(水しぶき、雨または雪、シャワー、スイミング、水中への飛び込み、シュノーケリング)
3. 主な特徴
3-1. 常時表示【AOD(Always On Display)】対応
Apple Watchなどのハイエンドスマートウォッチなどでは馴染みの常時表示に対応している。
定価6990円という価格を考えると気持ち程度かなと思うが、しっかり各ディスプレイに対応したAODモードがあるなど胸を張って自慢できる機能となっている。
ただ、後述もするがAODを有効化するとやはり電池持ちが圧倒的に悪くなる。仕方がないと割り切るか、AODを使わないという選択を迫られる。
3-2. 豊富なウォッチフェイス
ウォッチフェイスもストアに豊富に用意されている。無料で使用できる点も素晴らしい。
Xiaomi公式にも(ウォッチフェイス:100 種類以上)と記載がある。ストアよりダウンロードしたフェイスはSmart Band本体に保存し、ディスプレイ長押しでいつでも変更可能となっている。
4. 評価
購入から2週間毎日つけてみて感じた点については下記のとおり。
4-1. 良い点
4-1-1. 軽さと大画面の有機ELディスプレイの両立
25gと軽量ながらもディスプレイサイズは1.62インチと大画面を実現している。
画面輝度も500nitと十分な明るさで視認性も高く、室内屋内問わず使用できる。
またディスプレイ設定についても細かく設定が可能で
・明るさ調整
・継続点灯時間
・常時表示(AOD)
・手首動作時の挙動
・継続点灯時間
この価格帯にしてはしっかり仕上げてきている印象を持った。
4-1-2. ウォッチフェイスが豊富でかつ無料
多種多様なウォッチフェイスが無料で公開されている。
私が購入して2週間程度経過しているが、カテゴリ「New」として徐々に追加されているようなので自分好みのウォッチフェイスを見つけることができると思う。
4-1-3. 充電がマグネット式で楽でかつフル充電までも早い
専用ケーブルとは本体裏側がマグネットでパチっとくっつくようになっており扱いやすい。鞄の中にモバイルバッテリーから給電で繋いでおいても、マグネットでしっかり固定されるため外れ辛く、しっかり充電できていた。もちろんUSB給電でPCと接続しちゃうのもあり。
充電速度も公式HPには2時間で満充電とあるが、実際1時間で程度0%から満充電までチャージ可能だった。充電速度が地味に早いのがありがたい限り。
4-1-4. 多機能(使用するは別)
使用するかは別として多くの機能が備わっている。簡単に紹介。
・睡眠モニタリング
装着したまま寝ると睡眠をトラッキングする機能。
深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠、ノンレム睡眠を確認可能。
・血中酸素濃度計測
パルスオキシメーター的な機能。血中酸素濃度の計測が可能。
機能としてはあるって感じ。必要かどうかは微妙。
4-2. 微妙な点
4-2-1. バッテリーもちが公式スペックより悪い
実績ベースで下記。
Start | End | 駆動時間 | |
AODあり(All day) | 7/17 15:14 | 7/20 10:10 | 2日間+18時間56分 |
AODあり(6-21) | 7/10 05:30 | 7/13 11:00 | 3日間+ 5時間30分 |
AODなし | 7/13 12:26 | 7/17 12:17 | 3日間+23時間51分 |
※画面輝度1/3
※通知は「SMS」、「LINE」、「Twitter」のみ
※継続点灯5秒
思ったより良くない。AODをOnにすると特に悪い。
公式には下記の通りあるけど、
標準的な使用時間:14 日間以上
まあ、そこまでは持たない。
4-2-2. バンド留め具の位置が外側
バンドの留め具が外側なのが微妙。事あるごとにどこかに引っかかって外れる。
Apple Watchみたいにバンドを内側にしまい込める仕様はよく考えられてることがわかった。(下記参照)
4-2-3. タッチ精度が微妙(悪くはないが)
若干動きはカクカク。これもスマートフォンに比べると、ってレベルなのでこのディスプレイサイズのタッチ感度的には類似品と比較しても悪くないのかもしれない。
5. 総評
総評として、新型Xiaomi Smart Band7は「買い」だと思う。
定価7000円を切る価格帯でここまでの製品に仕上げているXiaomiはやっぱりすごい。
結局スマートウォッチも結局は時計なので時計は時間さえわかればそれで良い訳で、スマートウォッチは生活必需品って訳では無い。
ただ、Apple WatchやGarminなど高性能と言われてもスマートウォッチに数万出す気にはならないユーザーにとって、Xiaomi Smart Band7は「どんなもんか冷やかしにでも買ってみるか」程度で購入でき、あくまで「なくてもいい」not生活必需品だけど、買うとなんだかちょっと日常が楽しくなるそんな商品だった。
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